トレーニングにおいて最も大切な事は効率性です
効率性を最大限上げるのが我々パーソナル
トレーナーの仕事の一環だったりします。
しかし効率性の良い効果が出るトレーニングは
リスクが付き物です。例えば、負荷(重り)を
かければ筋力、筋肉は付きやすそうですが重い
ものを動かすにはそれなりのリスクがありますよね。
トレーニングで最も大切なことは怪我をしない安全
な事でその次が効果が出ると』です。
ですが効率性を求めるあまり、パーソナル
トレーニング中の事故が増加傾向で2018年に
14件だった事故が21年では30件、23年には50件と
消費者庁の消費者安全調査委員会が発表しました。
特に女性が全事故の9割長を占めています。
事故の実際の例
2022年7月 パーソナルジムでトレーニングを受けた
際に膝の靱帯を損傷した
2023年10月 パーソナルジムの無料体験で指示され
た動作中に腰椎を圧迫骨折した
など多数の報告があり消費者庁から短期間で2度も
調査された業種は他にありません
パーソナルトレーナーは資格不要で誰でもトレーナーを
名乗れます。医学や栄養学を学ばず指導するケースも
多く、知識不足が怪我を招いていると
日体大体育学科教授、岡田教授が指摘しています。
指導料などでトレーナー側に支払う金額が数十万と
高額な場合もあり、利用者が「元を取らなければ」と
痛みを我慢してトレーニングを続け、症状を悪化
させることもあると、指摘しています。
国民生活センターは事故の予防策として
①補償の内容の事前確認
②体力テストを基にしたプラン作成
③トレーナーとの綿密な意思疎通
を消費者にも呼びかけています
利用者が「指導者を選ぶ目」を養うことも大切です。
過去の競技実績が優れていても
『他人を変えるプロ』の
証明にはなりません。
何故このトレーニングをするのか、
何故このフォームなのか
常に疑問を持ち違和感があったら
無理せず中断しましょう。